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「戦後80年」、群馬市民行動委発足 /21回目の朝鮮人追悼集会も

2025年05月20日 11:05 歴史

「戦後80年を問う群馬市民行動委員会」結成総会が群馬県教育会館で行われた。

「戦後80年を問う群馬市民行動委員会(アクション80)」結成総会(主催=アクション80準備委員会)が17日、群馬県教育会館で行われた。同胞、日本市民ら100人が参加した。

群馬県内では1995年、市民有志らが「戦後50年を問う群馬の市民行動委員会(アクション50)」を発足。歴史を検証し、過去の過ちを繰り返さないための活動を始めた。市民有志らはその後、県立公園「群馬の森」の朝鮮人強制連行犠牲者追悼碑の建立に尽力した。そして「戦後80年」を機に、アクション50が目指した活動を再び行い、その精神を継いで、アジアの人々との真の友好関係を築くための新たな市民団体として「アクション80」を結成することとなった。

総会に先立ち、群馬の地に強制連行され犠牲となった朝鮮人労働者を追悼する第21回追悼集会が行われた。追悼集会は、「群馬の森」の追悼碑が建立された2004年に始まり、県が昨年1月に碑を撤去した後も続いている。

総会に先立ち、朝鮮人労働者を追悼する第21回追悼集会が行われた。

総聯本部の李和雨委員長は、「権力は追悼碑を撤去することはできたとしても、人々の心までは破壊できない」としながら、「日本の友人たちとともに、犠牲者の名誉回復のために力強く前進していきたい」と述べた。

(康哲誠)

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