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国家天然記念物に指定/咸鏡南道で発掘された洞窟

2025年05月08日 10:43 共和国

イリョン洞窟のつらら石(民主朝鮮)

6日発朝鮮中央通信によると、最近、咸鏡南道高原郡イリョン里で珍しい洞窟が発掘された。

イリョン里所在地から7.4キロ程度離れた山腹に位置した洞窟は、石灰岩地帯で地下水の作用を受けて形成されたカルスト洞窟だ。長さは240余メートル。内部には、4つの短い横穴と3つの縦穴がある。

特に注目されるのは、5つの区画にわたって見られる黄色、白色、黒色など色とりどりの石筍とつらら石。それぞれが多様な形をしており、洞窟内には自然が作り出した独特の景観が広がっている。

民族遺産保護局と金日成総合大学、金策工業総合大学、国家科学院の教員、研究者が共同で調査および発掘を行った結果、この洞窟が天然記念物に登録された咸鏡南道高原郡の楽泉洞窟や耀徳郡のチョンリョン洞窟に比べて観賞的および学術的価値がより高いと評価された。

「イリョン洞窟」と命名されたこの洞窟は、国家指定天然記念物第256号に登録された。

国家指定天然記念物には、江西薬水、元山金松のほか、先月ユネスコ世界ジオパークに登録された白頭山地域の白頭山天池、鯉明水滝、白頭山火山弾、白頭山炭化木の4つの地質遺跡も指定されている。

(朝鮮新報)

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