愛知中高で公開授業/日本人士たち、生徒の姿に感銘受け
2013年07月10日 15:17 民族教育学校創立65周年を控え、愛知朝鮮中高級学校で6月29、30の両日、公開授業が行われた。朝鮮学校に対する日本政府の露骨な差別政策が続く中、多くの学父母や日本人士たちが訪れた。
29日には日本人士を対象に公開授業、「高校無償化」裁判に関する説明会、文化公演や歓談会などが行われた。
豊明市の市長を含む日本人士、「朝鮮高校にも差別なく無償化適用を求めるネットワーク愛知」のメンバー、日本の大学生や市民、関係者など、約150人が参加した。
日本の参観者たちは、まず同校の生徒が礼儀正しく学習意欲も高いこと、教員が情熱的であること、さらに朝鮮学校の教育内容と水準が日本学校とくらべて遜色がないという事実に深い感銘を受けたと感想を述べた。ある人は、生徒たちが披露した文化公演のレベルの高さに驚くとともに、女子生徒たちが民族衣装であるチマ・チョゴリを着て明るく歌い踊る姿に感動の涙を浮かべていた。
公開授業を参観した一行は、日本政府が「高校無償化」を朝鮮学校に対し速やかに適用するよう求め、そのためにも朝鮮学校の存在を広く伝えていくと口を揃えた。
歓談会では、女性同盟愛知やオモニ会が作ったピビンパが振舞われ、和やかな雰囲気の中で交流が行われた。
30日には、250人を越える学父母たちが学校を訪れ、授業を参観した。
学父母たちは、生徒たちが学校生活を楽しむ姿から、子どもたちを朝鮮学校に送ってよかったと実感を噛み締めていた。
また、寄宿舎で生活する子どもたちの姿を見ようと、遠くから学校を訪れた学父母たちもいた。子どもたちの成長した姿を見た学父母たちの表情には、喜びの笑みがこぼれていた。
公開授業後、中級部や高級部の進学説明会、教育会、オモニ会の総会、寄宿舎学父母会が開かれた。 食堂では、寄宿舎に子どもを送っている学父母たちが、寄宿生の食事をまかなうオモニや舎監教員たちと共に昼食をとり、歓談した。
(愛知中高)