【詳報】“次こそ新たな景色を”／鄭世梨選手が２年連続で銀、東アジア空手道選手権

東アジア空手道選手権で２大会連続の銀メダルを獲得した鄭世梨選手（左、アジア空手連盟）

第12回東アジア空手道選手権大会（中国・河南省、12～13日）シニア女子組手61㎏以下級に朝鮮大学校出身の鄭世梨選手が朝鮮代表として出場し、銀メダルを獲得した。鄭選手は、２位に輝いた昨年の東アジア選手権につづき、２年連続となる銀メダルを手にした。

平常心で国際舞台に

在日本朝鮮人空手道協会（以下、空手道協会）の強化指定選手に選ばれている鄭選手は、朝大体育学部に在籍していた昨年５月の第11回東アジア選手権同級で銀メダルを獲得。この大会で大きな経験を得た鄭選手は、昨年９月の第20回アジア空手道選手権大会で４位に入賞した。空手競技のアジアクラスの大会において、同胞選手が組手４位の成績を残すのは初の快挙だった。

社会人となり環境が変わる中で迎えた今大会は、目標とする来年の愛知・名古屋アジア大会に向けた「新たなスタートの場」。鄭選手は、

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