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〈金正恩総書記の活動・2025年3月〉無人機、情報収集手段の研究を指導

2025年04月10日 08:00 総書記の活動

国防力のさらなる発展へ

金正恩総書記が無人航空技術連合体と探知・電子戦研究集団の国防科学研究活動を指導した(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

米国と韓国が強行した史上最大規模の合同軍事演習により地域の情勢が極度に緊張した3月、金正恩総書記は国防力のさらなる発展に向けて精力的に活動した。総書記は重要造船所の艦船建造事業を現地で指導(8日発朝鮮中央通信)し、2526日に無人航空技術連合体と探知・電子戦研究集団の国防科学研究活動を指導した。

無人装備とAI技術を重視

金正恩総書記は、昨年8月に国防科学院無人機研究所が行った各種の無人機性能試験を、同11月に無人航空技術連合体傘下の研究所と各企業で生産された各種の自爆攻撃型無人機の性能試験を現地で指導した。総書記は11月の現地指導で、世界的範囲で無人機を軍事力の主要手段に利用するための競争が加速化していると述べ、無人武力装備の発展に関する戦略的方針を示した。同月に行われた武力装備展示会「国防発展2024」では多様な形態の無人機が展示された。

総書記は今回、無人航空技術連合体傘下の研究所と各企業が新たに開発・生産している各種の無人偵察および自爆攻撃型無人機の性能試験を参観。性能が向上している戦略無人偵察機と、新しいAI技術が導入された自爆攻撃型無人機の軍事的効率、戦略的価値について重要な評価を下した。

総書記は、武力近代化建設において無人装備とAI技術分野は、最優先的に重視し発展させるべき部門であると言及。知能化された無人機を軍事力の主要手段として利用するための競争が加速化し、軍事活動でその利用範囲が絶えず拡大している現代戦の推移に即して、この事業の可及的発展を図るための国家的な展望計画を作成し、中長期的な事業として推進することが重要だと述べた。

総書記はまた、探知・電子戦研究集団が新たに開発した電子撹乱攻撃システムの性能、今後の展望計画について把握。われわれの特殊手段は潜在的な脅威を監視し、最も重要な情報を収集するうえで大きな役割を果たすとし、このような装備は軍の各種の情報収集作戦能力を向上させ、敵のさまざまな戦闘手段を無力化するうえで十分な威力を発揮すると述べた。

船舶工業発展の戦略的方針

金正恩総書記が重要造船所の艦船建造事業を現地で指導した(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

朝鮮では党の先進海洋強国建設構想を実現するための重要目標が党第8回大会(21年1月)が定めたロードマップに沿って推進されている。23年9月には「先進海洋強国建設の初の申し子」とされる、朝鮮初の戦術核攻撃潜水艦・第841号「金君玉英雄」艦の進水式が行われた。金正恩総書記は進水式で行った演説で、海軍武力の急速な発展は国家の地政学的特殊性、世界的な艦船発展の趨勢、敵の侵略的企図と軍事行動の性格からして、国家防衛の最優先的な重大事として提起されていると強調した。

総書記は今回の重要造船所における現地指導で、党大会が示した艦船建造目標を達成するための活動実態と各造船所の技術装備の水準、改造・近代化の状況を確認。海軍武力の中核力量の構築、国家防衛戦略の諸般の要求を満たせる最強の戦闘艦船を可及的早いうちに作戦に投入できる確固たる展望を開いたことを讃えた。

 総書記は、新しく高度に技術化された造船所を創設する方向について述べ、そのための党の戦略的構想を宣明。党第8回大会の決定に従って推進されている原子力戦略誘導弾潜水艦の建造実態も現地で確かめた。核潜水艦の保有は、党第8回大会で示された国防力発展の5カ年計画の5大重点目標に含まれている。

(李永徳)

 

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