長生炭鉱遺骨問題/市民団体が政府と交渉
2025年03月04日 10:01 歴史政府に潜水調査の協力要請

刻む会が厚労省、外務省に要請書を提出した
長年、朝鮮人強制連行真相調査団や地元の同胞と共に活動を行ってきた日本の市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」(以下、刻む会)が2月28日、厚生労働省で炭鉱の遺骨発掘に関する政府交渉に臨み、参議院議員会館で交渉の報告会を開いた。
山口県宇部市の海底にある長生炭鉱では1942年2月3日、水非常(水没事故の炭鉱用語)により183人の坑夫が命を落とした。当時、事故が頻発するため日本人から避けられていた炭鉱には、強制連行により渡日した多くの朝鮮人が送り込まれた。地元では朝鮮人の多さから「朝鮮炭鉱」とも呼ばれ、42年の水没事故では犠牲者の7割にあたる136人が朝鮮人だった。
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