“日本人の問題” 当事者として/神奈川朝鮮学校交流ツアー in 川崎
2025年02月19日 15:50 交流 社会昨年10月に新たな校舎が竣工した川崎初級で「かながわ朝鮮学校交流ツアー」が15日に開催された。「出会う、学ぶ、共に」を掲げ、市民たちの理解促進をテーマに17年から始まった同ツアー。参加者たちは開放感あふれる校舎と、そこで元気いっぱいに学ぶ児童たちを目にし、朝鮮学校への理解を深めた。
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校舎を見て回り、理解を深めた
オープンに語り合う
ツアーでは授業公開に加えて、朝鮮大学校・演劇部による演劇などの企画が行われた。参加者たちは最後に、グループディスカッションで当日の感想を語り合った。虚心坦懐に話しあう輪からは様々な感想が述べられた。
「教員たちの熱心な姿勢に、同じ教員として刺激をもらった。子どもたちが教員に向ける眼差しも輝いて見えた」
「民族教育は自分たちの文化を守るためなのに、なぜ認められていないのか。それは当たり前に保障されるべき権利だ」
「日本社会には未だに朝鮮学校に対するヘイトスピーチが蔓延している。共に生きていくためには、まず政府が行っている差別を止めないといけない」
また、ディスカッションには当日の案内係を担った神奈川中高の高3生徒たちと、演劇に出演した朝鮮大学校の学生らも加わった。