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最大規模の野菜栽培拠点に/温室農場、野菜科学研究センター建設着工式

2025年02月14日 10:36 経済

金正恩総書記の参席のもと、450ヘクタールの温室農場と野菜科学研究センターの建設着工式が行われた(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

朝鮮中央通信によると、金正恩総書記の参席のもと、450ヘクタールの温室農場と野菜科学研究センターの建設着工式が10日に行われた。

国内最大規模となる近代的な温室農場と野菜科学研究拠点は、地方振興のシンボルとして平安北道の新義州市下端里と義州郡西湖里に年内に建設される。新義州市と義州郡では昨年7月末の記録的な豪雨と洪水により甚大な被害が生じたが、被災地での復旧活動が早いスピードで進捗。昨年12月には平安北道被災地の住宅竣工式が行われ、そこで450ヘクタールの温室総合農場を建設する事業が明らかにされた。

朝鮮では近年、咸鏡北道の仲坪温室農場(2019年12月、200ヘクタール)と咸鏡南道の連浦温室農場(22年10月、280ヘクタール)、そして連浦温室農場に比べて工事規模と生産能力が約2倍に達する平壌市東部の江東総合温室農場(24年3月)が竣工した。新義州市下端里と義州郡西湖里には、ここ数年間に建設した大規模温室農場をすべて合わせたものより膨大な面積に、さまざまな類型の科学化、情報化された野菜温室と野菜加工工場、貯蔵施設、野菜科学研究センター、試験栽培温室、数百世帯の住宅と旅館、サービス施設などが建設される。

建設事業は、朝鮮人民軍の海軍、空軍の将兵と白頭山英雄青年突撃隊の指揮官、隊員が担当する。人民軍は温室農場の建設と並行して、鴨緑江下流の島に地域の恒久的な安全を保障する堤防の工事も受け持つ。

今回の建設事業は、朝鮮の国境関門都市を近代的に一新させようとする党の構想の一環であり、労働党の地方発展政策の優越性を誇示する重要事業となる。

(朝鮮新報)

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