地方発展政策、追加課題の遂行へ／江東郡で病院、サービス施設建設着工式

「地方発展20×10政策」江東郡病院と総合サービスセンターの建設着工式が行われた（朝鮮中央通信）

朝鮮中央通信によると、金正恩総書記の参席のもと、「地方発展20×10政策」江東郡（平壌市東部）病院と総合サービスセンターの建設着工式が６日に行われた。

朝鮮では、現代的な地方産業工場を毎年20の市、郡に建設し、10年以内に全国の生活水準を一段引き上げるための「地方発展20×10政策」が展開されている中、同政策の追加課題である先進的な保健医療施設、複合型の科学・教育および生活文化施設、穀物管理施設の建設が本格化している。今回の着工式は、全国の市・郡に近代的な保健医療施設と多機能化された文化生活拠点を建設する重大事業の皮切りとして行われた。

江東郡で建設される総合サービスセンターは最新の各種科学技術資料へのアクセスが可能で、地方における人材発掘および育成の場としての役割を果たす。多機能化された総合サービスセンターには、映画鑑賞やスポーツ文化活動を楽しめる施設、商業施設、各種サービス施設も設けられる。

今後、市、郡における病院建設は、地域の人口数によって４つの部門に分けて進められる。今年にまず江東郡、龍江郡（南浦市）、亀城市（平安北道）でそれぞれ規模が異なる３つの病院を試験的に建設した後、それらをモデルとしながら来年度からは毎年20の市、郡ごとに病院を建設していく予定だ。市、郡における病院建設と並行して、病院の運営水準を高めるため保健および医療スタッフたちの診断、治療技術の習得、外国語能力の向上などにも取り組む。

江東郡では昨年３月に「世界屈指の野菜栽培拠点」とされる江東総合温室農場が竣工し、操業が行われている。

（朝鮮新報）