米韓の軍事的挑発に警告/外務省報道局室長が談話発表
2025年01月28日 09:37 対外・国際朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省報道局の対外報道室長が1月26日、年始から立て続けに軍事的挑発行為を行っている米国と韓国を非難する談話を発表した。
米韓は、今年1月に入り戦略爆撃機を動員した米日韓3者連合空中訓練を実施するにとどまらず、14~16日にかけて朝鮮の長距離砲兵火力システムの「早期除去」を狙った連合大火力戦演習を行った。また、22日に米国防総省が韓国に対する大規模の武器販売の決定を公開。21~24日には、米国と韓国は原州空軍基地で双方間の空中作戦協同能力を強化するという名の下、連合空中訓練「サンメ」を強行した。
談話はこれらについて触れたうえで、「米韓が毎日のようにわが国家を照準に合わせた各種戦争演習を行っているのは、朝鮮半島と地域の平和と安定の保障に対する重大な挑戦行為」だと指摘。「朝鮮外務省は、朝鮮半島地域の緊張激化を増大させる米韓の軍事的挑発策動を厳正に重視しており、このような行為には反射的な対応が伴うということを厳重に警告する」と述べた。
また、「米国が朝鮮の主権と安全利益を拒否する以上、米国とは徹頭徹尾、超強硬で対応しなければならず、これだけが米国を相手にするうえで最上の選択」だとし、「朝鮮は、米韓の軍事的結託によって強要される力の不均衡を許さず、超強力に対応していくことで、国家の主権的権利と安全利益を守り、地域の平和と安定をしっかり保障していく」との立場を示した。
(朝鮮新報)