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朝・日の162人で盛況/長野県同胞新春の集い

2025年01月23日 11:14 暮らし・活動

迎春公演参加者も壇上に

2部では20歳を迎えた同胞青年祝賀会が行われた。

長野県同胞新春の集い実行委員会(総聯長野県本部・長野県商工会)が主催する「2025年長野県同胞新春モイム」が1月12日、松本市のホテルブエナビスタで開かれた。

総聯長野県本部の李明宏委員長、長野県商工会の千英敏会長、総聯各支部委員長、女性同盟、青商会、朝青など各団体の役員や同胞商工人など122人の同胞ら、また日朝上小地区の会の中山良一会長、日朝長野地区会議の大日方有司会長をはじめとする親善団体の役員や、国会議員、県・市議会議員、労働団体関係者、企業経営者ら40人の日本人士ら計162人が参加した。

1部の新春講演会

1部では新春講演会、2部では20歳を迎えた同胞青年祝賀会、3部では朝・日友好新年会が行われた。

あいさつに立った県商工会の千英敏会長は、昨年開催した民泊セミナーが会員から好評だったことに触れ、「今年も商工会が会員第一主義をスローガンに掲げ、役員一丸となって活動していく」と述べた。

講演会では朝鮮大学校の李柄輝教授が「新冷戦、平和と多極化時代に向けて〜朝鮮の国家発展戦略の展開と朝鮮半島情勢」と題して講演した。

参加者たちは「今後の世界情勢がどうなっていくのかとても参考になった」「朝鮮とロシアの関係など報道ではわからないことが聞けて良かった」などと感想を話した。

同胞青年祝賀会では、長野県出身の9人の新成人が紹介され、父母に贈る感謝の言葉を尹翔煕さん(朝鮮大学校外国語学部)が述べた。

決意表明をした曺海輝さん(朝鮮大学校体育学部)は長野同胞社会が注いでくれた愛情に感謝しながら「長野同胞社会に恩返しをしていける人材になるため準備していきたい」と話した。

3部の朝・日友好新年会

3部の朝・日友好新年会では総聯本部の李明宏委員長があいさつに立ち、長野初中に対する物心両面で支援してくれた日本の友人たちに心から感謝の意を表した。そして、「私たち在日同胞は今年も一心団結しながら民族教育を守る活動に全力で取り組み、総聯結成70周年、祖国解放80周年を迎える意義深い本年を、輝かしい1年にするべく邁進していく」と誓った

新年会が始まった頃、平壌での学生少年たちの迎春公演(ソルマジ公演)に参加した長野初中の中級部生徒9人と邵基元教員が、羽田空港から会場に到着。一行が壇上にあがると会場は大盛り上がりとなった。

邵基元教員は、祖国で授かった最高の栄光を胸に教員活動に励みたいと話し、生徒代表の趙悠真さん(中3)は、「祖国で過ごした54日間は一生忘れない思い出となった。特別な待遇を受けた芸術団メンバーという誇りを持って学校生活をおくりたい」と話した。

その後、会場は、金剛山歌劇団の舞踊と民謡メドレーでこの日一番の盛り上がりを見せた。

新春の集いは、恒例となっている「マンセ」を社民党長野県連合の中川博司代表が叫び、幕を閉じた。【長野支局】

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