〈阪神淡路大震災30年〉人命救助に貢献 /呉東根さん(兵庫朝鮮サッカー協会理事、60)
2025年01月22日 08:45 在日同胞呉東根さんは地震発生時、自宅の寝室で寝ていた。「縦に突き上げるような揺れ」で家は傾き半壊の状態になった。「ドアも開かないし、タンスや家具は全部倒れてしまっていた。家の下に停めていた車は、車庫のシャッターを突き破って外に出ていた」という。また、窓から外を覗くと、いつも見える近所の長屋が全て潰れており、屋根しか見えない状態だった。15~20分が経った頃、周辺で火事が起きたという情報を聞き、泣いている妻と子どもを連れて避難した。