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〈二十歳の集い2025〉「やっぱりウリハッキョが好き」/新潟

2025年01月15日 11:42 暮らし・活動

2025年新潟同胞新年会が行われた

2025年新潟同胞新年会が12日、旧新潟初中の食堂で行われた。

ここに、総聯本部の金鐘海委員長をはじめとした活動家、20歳を迎えた新成人とその親族など、約30人の同胞たちが参加した。

新年会第1部の新春講演会では、昨年、共和国創建76周年慶祝在日本朝鮮人祝賀団の一員として祖国を訪問した朝鮮新報社編集局の金淑美部長が発展をとげた朝鮮の姿を話し、参加者らの好評を博した。

続いて第2部の成人式は、参加者らの温かい拍手の中、新成人の入場で幕を開けた。

新潟地域の同胞成人式が行われるのは2年ぶりとなる。新潟初中が休校となった2018年当時、初級部6年生だった李史逞さんが参加した。

決意表明をする李史逞さん

式では各地から寄せられた祝電が紹介された後、総聯本部と新潟県青商会から李さんへ記念品と花束が贈呈された。

李さんは壇上で、20年間育ててくれた母の禹香順さん(52)と祖父の禹丙武さん(83)へ宛てた手紙を朗読した。

その後、総聯本部の郭泰基副委員長の乾杯の音頭で祝賀宴が始まり参加者らは歓談を楽しんだ。また、ビンゴゲームが行われ楽しいひと時を過ごした。

祝賀宴の最後に李さんは「自分1人だけのために、たくさんの同胞たちが集まってくれたことに感謝している。やっぱりウリハッキョが好きだ。これからは家族を支えられる立派な大人になりたい」と決意を表明した。

20歳を迎えた息子を温かいまなざしで見守っていた禹香順さんは「手紙を読んでくれた時は涙が出そうだった」としながら、「日本の市の成人式と同胞成人式の日にちが重なったが息子がウリハッキョでの成人式を選んだのを見て、ウリハッキョで学んだことや同胞社会を大事にしていると改めて感じた」と話した。

「自分の初めての教え子が成人を迎えるのは感慨深いものがある」と話すのは李さんが初級部6年の時、理科の授業を受け持った朝青本部の呉樹晶委員長だ。「史逞は、学校休校後に日本学校へ進学したが今も学校で行事があるときは率先して手伝ってくれるので頼もしい存在だ」と目を細めた。

(李紗蘭)

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