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〈二十歳の集い2025〉“ハッキョで結んだ絆、大切に”/神奈川

2025年01月15日 08:55 在日同胞 暮らし・活動

20歳を迎える神奈川同胞青年祝賀会が行われた

20歳を迎える神奈川同胞青年祝賀会が12日、ローズホテル横浜で行われた。ここに総聯中央の南昇祐副議長、総聯神奈川県本部の高行秀委員長、朝青中央の金星娘副委員長、神奈川中高の金燦旭校長をはじめとする同胞たち、20歳を迎えた27人の青年とその親族など約120人が参加した。

祝賀会の第1部では、高行秀委員長が祝辞を述べ、各地から寄せられた祝電が紹介された後、記念品が贈られた。そして、20歳青年の代表が決意文を朗読した。

学生時代を懐かしむ映像で始まった2部では、クイズ大会や朝青支部代表たちによる歌の披露、「私たちの友情、思い出当てられる?」ゲームなどが次々と行われボルテージは最高潮に。そして、青年たちが父母、学校、同胞社会への感謝を綴った手紙を朗読した。

企画を通じて学生時代を振り返った

呂虎醒さんからの手紙を受け取り、熱い抱擁を交わした父・呂弘さん(59)は、コロナ禍によって苦しむ子どもの姿に心を痛めた時もあったとしながら「会えなかった分、同級生たちの大切さを感じたはずだ」と話す。呂さんは「還暦を迎えながら、改めてその繋がりが貴重なものだと感じる。息子も、いくつになってもハッキョで結んだ絆を守っていってほしい」と語った。

鄭明美さん(58)は今回、末っ子の王美香さんが20歳を迎えた。チマ・チョゴリで華やかに着飾った娘を見ながら「甘えん坊だったのに、すっかり大人になった。子育てもこれでひと段落となった」とし「きょうだいの中でも人一倍、努力する姿を見てきた」と感慨深く語る。鄭さんは、今春に朝鮮大学校教育学部の保育科を卒業する娘に向けて「幼い頃からの抱いていた夢である保育士として、子どもの目線に立って、子どもたちのために献身してほしい」と期待を語った。

談笑する青年たち

青年たちの決意

金柱相さん(朝鮮大学校政治経済学部)は「(コロナ禍で)祖国に行けるのか、青春を謳歌できるのか不安だった」と吐露する。一方で「高3の時には同胞たちが、特別遠足を企画してくれるなど、縮小されたイベントを拡大して行えるようサポートしてくれた。愛情を直に感じることができた」と振り返る。また、その時には神奈川中高創立70周年記念「ウリミレフェスタ2021」が延期を経て開催された。金さんは「創立100周年に向けて、67期生が一丸となって同胞たちの期待、とりわけコロナ禍でも学校に送ってくれた両親の期待に応えていきたい」と力を込めた。

尹美玲さん(フェリス女学院大学)は、「高級部の頃、自分たちに真摯に向き合ってくれた先生たちへの感謝の気持ちでいっぱいだ」としながら「日本の大学に通いながら、朝高3年間で朝鮮人としての誇りを持つことができてよかった」と話す。現在、朝青川崎支部で常任委員を務める尹さんは「母校(川崎初級)のイベントなどに参加するたびに同胞社会の温もりを感じる。旧校舎が新校舎に変わってもそこで学んだ思い出は色褪せない」とし「母校を中心に、朝青活動を盛り上げていきたい」と抱負を語った。

李慧隆さん(関東学院大学)は「今日は20年間育ててくれた両親への感謝の気持ちがある。日頃からは、生活できていること、家があってご飯があるということに感謝している」という。李さんは同級生たちとの再会を喜びながら「同級生の中には鶴見幼稚園の頃からの友人もいる。みなが大切な存在だ」とし、「ウリハッキョに通う友人たちは『強い』と感じる。みなの頑張りに刺激を受けながら、家業を継ぐために邁進していきたい」と力を込めた。

(高晟州)

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