〈朝鮮民族の美 22〉粉青沙器 鉄画蓮池鳥魚将軍（俵壷） 15世紀

粉青沙器の特徴と魅力は、白土粉粧の技法と文様の大胆な省略、自在なユーモアあふれる表現力と言えよう。白土粉粧の仕方によって刷毛目となり、また粉引ともなり、これに象嵌技法や印花技法（文様を刻った判子を胎土に押して行き、これに白土を入れる）などを使って、多様で独創的な「うつわ」を作り上げていくのである。