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大阪・生野東で「60万回のトライ」予告編上映会/「在日同胞の夢と希望を込め」

2013年06月18日 10:46 暮らし・活動

大阪朝鮮高級学校ラグビー部を取材したドキュメンタリー映画「60万回のトライ」(仮題)の予告篇上映会と、朴思柔監督の座談会が7日、生野東同胞生活総合センターで開催された。総聯大阪・生野東支部の同胞たち30人が参加した。

上映会には同胞たち30人が参加した

上映会には同胞たち30人が参加した

ソウル出身の朴監督は座談会で、大阪朝高の「グラウンド明け渡し裁判」を取材し、南の市民たちに「同胞の子どもたちのグラウンドを共に守ろう」と呼びかけたことから、大阪朝高ラグビー部との縁が始まったと語った。

また朴監督は、「3年間に渡って密着取材したドキュメンタリーのタイトル『60万回のトライ』とは、在日同胞60万人の夢と希望というテーマを含んでいる」「朝鮮学校卒業生たちは在日の宝だけではなく、南北朝鮮の宝でもあり、貴重な民族の人材である」としながら、「在日同胞の温かさに感謝し、恩返ししたいとの思いで映画を制作している。ぜひ、多くの人に観て頂きたい」と語った。

その後、朴監督を囲んで行なわれた宴会では、総聯生野東支部小路分会の呉東華顧問が「一日も早く完成した作品を同胞たちとともに鑑賞したい」と、進んでカンパを申し出た。

女性同盟生野東支部の金順子委員長は、「病気の治療をしながら映画を制作している監督が、自身の苦労などには一切触れず、朝鮮学校が直面している不当な処遇を描く姿に感銘した」としながら、「今後も朝鮮学校を守り、発展させていけるように活動していきたい」と力を込めた。

【生野東分局】

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