祖国愛、同胞愛、後代愛で分会活性化を/総聯分会代表者大会2024
2024年11月13日 09:08 総聯「総聯分会代表者大会2024」(新全盛期4回大会)が10日、東京朝鮮文化会館で行われた。大会では、各地の分会における4年間の活動総括が行われたほか、分会活動の活性化に向けた課題や方策が討議された。
2012年に第1回大会が開催され、その後4年に一度行われてきた同大会は、在日同胞たちを取り巻く環境が大きく変化し、運動の主な担い手も草創期を築いた1・2世から、3・4世たちへと切り替わる中、総聯の基層組織であり、同胞たちの生活に根ざす活動を行ってきた各地の分会強化を通じ、総聯運動の強化発展を図る目的で開催されてきた。
今大会には、総聯中央の許宗萬議長、朴久好第1副議長兼組織局長をはじめとする副議長、中央団体・事業体の責任者、総聯および女性同盟の各本部・支部委員長と分会長など各地から集まった代表ら1200余人が参加した。
大会では、朝鮮民主主義人民共和国国歌の奏楽に続いて、許宗萬議長があいさつした。
議長は、豊かな同胞社会を築くために、人知れず苦労と献身を重ね、貴重な成果を成し遂げて分会代表者大会に参加したすべての分会代表たちを歓迎し、敬意を表した。そして今大会が、分会の代表たちにとって、「総聯復興の新時代」を担う分会へと活動をアップデートする重要な契機となるよう願うと述べた。
続いて、朴久好第1副議長が報告を行った。
第1副議長は、今大会までの4年間、新型コロナ感染症の世界的流行など困難な状況の中でも、各地の分会において「新全盛期愛族愛国模範創造運動」を展開し、分会の在り方を追求する過程で多くの模範的な経験が生まれたことが最もたる成果だと述べた。そのうえで、理想とする分会の在り方について「祖国愛、同胞愛、後代愛の情があふれる同胞コミュニティーを築くこと」だと指摘。そのためには分会を、▼同胞同士の心が通い合う場、▼支え合い助け合う相互扶助の精神を基盤とした温かな場、▼民族性のあふれる場、▼祖国の発展に寄与し地域の友好親善のために発信する場―として築いていく必要があると、課題を提示した。
第1副議長は、今後、分会のすべての活動を同胞たちが主体となり参加型で行っていくよう強調しながら、先代たちが姿でみせたくれたように、明確な活動成果をもって来年の総聯結成70周年を輝かせようと呼びかけた。
大会では祖国から寄せられた祝賀ビデオメッセージが上映された。また7人の分会代表たちによる討論、3つのビデオ討論があった。
大会では、総聯と女性同盟の25の分会が総合模範分会(「新全盛期愛族愛国模範分会」)に、99の分会が部門別模範分会として表彰され、表彰状とプレートが各分会代表に手渡された。
(文・韓賢珠、写真・盧琴順)