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子どもたちが平等に学べる社会を/第24回日朝教育シンポジウム「모아-more-」

2024年11月08日 08:30 交流 民族教育

第24回日朝教育シンポジウム「모아-more-」が行われた

第24回日朝教育シンポジウム「모아-more-」が3日、北海道初中高で行われた。在日本朝鮮人教職員同盟(教職同)、日本教職員組合(日教組)、日本朝鮮学術教育交流協会、現地実行委員会が共催し、約200人の教育関係者が集った。

1999年に始まったシンポは2007年に初めて朝鮮学校で開催され、13年以降は各地の朝鮮学校を回るかたちで開催されてきた。北海道初中高でのシンポは、コロナ禍によって一度中止になった経緯がある。それを乗り越えての「念願の開催」となった。

開会行事では、まず主催者のあいさつがあった。

教職同の尹太吉委員長(東京中高校長)は、北海道は先代たちが負の歴史に向き合い友好の志をもって親善の礎を築いてきた地域だと言及した。また、東京では21年に施行された「東京都こども基本条例」の内容と朝鮮学校への補助金が凍結されるという矛盾した現状があるとし、現在それに声をあげ、都議会勉強会などの運動が市民らによって繰り広げられていると話した。

尹委員長はシンポをきっかけに、みなが力を合わせて子どもたちが差別なく平等に学べる社会の実現を目指していこうと呼びかけた。

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