公式アカウント

〈トンポの暮らしを支える/こちら同胞法律・生活センターです!51〉在日同胞の相続対策

2024年10月11日 16:00 暮らし・活動

今回は、在日同胞の相続対策について解説します。在日同胞の相続には、国籍・準拠法・身分関係の証明等、たくさんのハードルがありますが、対策をしておくことで、これらに起因する問題を回避・軽減できるケースがあります。

Q.私には子どもが3人おり、配偶者は数年前に亡くなっています。子どもたちはあまり仲がよくなく、自分が亡くなった後のことが心配です。自分の相続に備えて何かできる対策があれば教えてください。

A.遺言書を作成することを検討しましょう。

遺言書を作成することの一番のメリットは、相続発生後の手続きがスムーズに進むという点です。相続発生後には、相続人の間で話し合い(遺産分割協議)を行い、誰がどの財産を相続するか決めることになります。相続人間で話し合いがまとまらなければ、弁護士に依頼するか、裁判所での手続きを通じて解決を図ることになりますが、いずれの場合も多くの時間とコストがかかります。

Facebook にシェア
LINEで送る