事実がそこに~各地に佇む朝鮮人犠牲者追悼碑~半田・戦災犠牲者追悼平和祈念碑
2024年10月11日 09:00 歴史【所在地】愛知県半田市雁宿町 雁宿公園内
【建立日】1995年7月24日
【建立者】半田・戦災犠牲者追悼平和祈念碑建立実行委員会
【大きさ】碑:縦105㎝ 横100㎝ 奥行き30㎝(碑本体のみ)
1981年に発足された半田空襲と戦争を記録する会は、行政が記録していなかった空襲死者の名前、軍需工場に動員中に起きた震災や労災による死者の名前を調査した。その結果、90年頃までに、空襲死者272人以上、震災死者154人、労災死者66人の計492人が判明した。また、中島飛行機半田製作所に朝鮮北部から約1200人の青年が強制連行された事実が判明し、そのうちの48人が空襲、1人が労災で亡くなったという。
記録する会は、死者を追悼するために、93年に碑の建立実行委員会を結成。募金活動を行い、95年に碑が建立された。碑には、死者492人のうち、判明する限りの犠牲者名を刻名しており、日本名に改名された朝鮮人犠牲者の名は、本名に改め刻名してある。
(朝鮮新報)