「アリランピアノ協会」結成10周年に際し/9月27日上演東京で
2024年09月24日 20:07 イベント案内若手アーティストたちによる演奏会
「アリランピアノ協会」結成10周年記念「第1回若手アーティスト達によるピアノコンサート」(主催=アリランピアノ協会、後援=在日本朝鮮文学芸術家同盟)が9月27日に東京・墨田区のすみだトリフォニーホールで開催される。
ピアノ演奏など同胞アーティストたちの活動の場を広げると共にその発展を目的に結成された「アリランピアノ協会」は、在日朝鮮学生ピアノコンクールの審査員らを中心とした日本各地の同胞ピアノ愛好家たちによって2014年に設立された。
今回のコンサートは、同ピアノコンクールやアリランピアノコンクールに参加経験のある同胞たちが出演者として名を連ねた。
同協会は、出演者らが大人になった今でも朝鮮のピアノ音楽に触れ活躍していることを喜ばしい成果とし、同胞のみならず、日本の市民たちにかれかのじょらが奏でるピアノの音色を通じ、世界と朝鮮の名曲の数々を楽しんでもらおうとコンサートの開催を決めた。
出演者の金紗永さん(27)は、今回のコンサートの特徴を「アリランをはじめとする朝鮮の有名曲を演奏する。慣れ親しんだメロディーに魅了されるだけでなく新たな発見ができるような編成になっているので、朝鮮の音楽を知っている人も、初めて聞く人も誰もが楽しめるだろう」と話した。
コンサート出演者最年長の朴勝哲さん(57)はソロ演奏のほかに、金さんとの連弾でも出演する。「若手のピアニストの中に交じり演奏することになり、まずは気持ちの面で負けないようにしたい」と笑いながら話す朴さんは、「連弾練習を通じてお互いの音がわかってきた。一人では弾ききれない音域まで演奏できるのが、連弾の特徴だ。より迫力のある演奏を観客の皆さんに届けられたら」と意気込んだ。
コンサートには、金紗永さん、朴梨奈さん、朴勝哲さんなど6人のピアニストと朝鮮大学校文学歴史学部2年の李碩晙さん(チャンセナプ奏者)がゲスト出演する。
2部構成で行われるコンサートでは、「糸車の歌」や「幻想曲」、「ハマナス」、「金剛山の木蘭変奏曲」など全12曲が披露される予定だ。
チケットは一般2千円(当日券2500円)、大学生以下1000円、未就学児無料(席が必要な場合は要購入)。下記のQRコードから購入できる。
当日は18時30分開場、19時開演予定。
問合せ:04-2907-7662 rosang47@yahoo.co.jp