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朝鮮メディアが日本を非難/「浮島丸」爆沈事件から79年

2024年08月29日 10:10 歴史

朝鮮人労働者とその家族ら約3,700人を乗せた旧海軍輸送船「浮島丸」が舞鶴湾下佐波賀沖で爆沈した「浮島丸」事件から79年を迎え、朝鮮メディアが事件の真相を隠蔽する日本を非難する記事を掲載した。

8月24日発朝鮮中央通信の文は、「事件発生後、日本の反動層は『機雷による沈没事故』と言って『浮島丸』爆沈事件の真相を覆い隠そうとした」が、「当時の被害生存者らの証言、調査、発掘されたすべての証拠資料によって、日本反動層の主張がまったくの嘘であることが明白に証明された」と指摘。「『浮島丸』爆沈事件は単なる沈没事故ではなく、確実に日帝の計画的で意図的なつくり上げられ強行された大虐殺蛮行である」と非難しながら、「この一つの事件を通じても、日本の朝鮮民族抹殺政策がどんなに執拗で野蛮なものであったのかが分かる」と思い起こさせた。

労働新聞8月25日付は、「日本が過去の罪悪を反省、謝罪する代わりにそれを否定しているのは、舞鶴沖に眠る犠牲者とわが人民に対する冒涜であり、愚弄だ」と強調。「侵略戦争遂行のために強制連行された人々を無事に帰国させるべき日本政府が、道徳的、法的責任を放棄し、むしろ殺人を黙認し、何千人もの無実の朝鮮人たちを虐殺したのだから、このような罪行をどう許すことができるだろうか」と述べた。

また、「『浮島丸』に乗り非業の死を遂げた無数の霊魂は今日も血の復讐を叫んでいる」とし、「われわれは日帝の罪行を一時も忘れることなく、過去にわれわれ人民が流した血の代償を百倍、千倍にして払わせなければならない」と怒りを込めた。

(朝鮮新報)

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