20年間、勇気と感動をありがとう/梁勇基引退試合
2024年08月29日 09:34 スポーツ出身地の大阪で、同級生らを中心に企画
在日同胞プロサッカー選手としてJリーグや朝鮮代表で活躍し、昨年に現役を引退した梁勇基さんの「引退試合in大阪」(主催=実行委員会、共催=大阪中高サッカー部OB会、阪南大学サッカー部OB会、大阪コリアサッカー協会、大阪中高サッカー部父母会)が14日、鶴見緑地球技場(大阪市鶴見区)で行われ、在日本朝鮮人サッカー協会の崔英秀会長、在日本朝鮮人体育連合会の李康弘理事長、大阪体協の康浩奉会長をはじめとする関係者、同胞、日本市民ら、大阪、兵庫、京都などの近畿地方朝鮮学校サッカー部の選手らが参加した。
引退試合は、大阪中高サッカー部父母会が主催する第11回大阪中高サッカーフェスティバル「チャレンジカップ2024」と併せて行われた。引退試合に先立ち、府内の朝鮮初級学校サッカー部や日本の児童らを対象にした梁勇基さんのサッカースクール、大阪中高中級部対ミレFC(旧兵庫コリアFC)、大阪中高・高級部対近畿朝高選抜の試合、大阪中高舞踊部による踊りなどが行われた。
サッカースクールでは、梁さんが児童たちに手本となるプレーを披露。児童たちがメニューをこなす際には個々人にアドバイスを送り、最後には「サッカーを楽しむことを忘れずに練習すれば必ず上達する」とエールを送った。
引退試合は、梁さんが在籍した大阪朝高OBと阪南大学OBが対戦。梁さんは、前半は大阪朝高OBチームに、後半は阪南大学OBチームに加わり、旧友たちとプレーした。
引退試合前のロッカールームには、朝高伝統の赤と青のユニフォームが並べられ、当時の朝高サッカー部監督だった金正海さん(63)と梁さんの世代を中心とする朝高OBらが集結。あいさつから始まり「今日は必ず