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〈さくっと解説~知識の源Q&A〉それって熱中症?コロナ?

2024年07月24日 08:20 社会

多様・複雑化する昨今の日本社会で、相互理解の前提となる知識や認識の積み重ねは、一層その必要性を増している。【企画】知識の源Q&Aでは「社会を知る~今週のnewsトピック~」(本紙毎週月曜日号)と関連して、今知っておきたい知識をQ&A形式で紹介する。

現在、新型コロナウイルス(以下、コロナ)は新しい変異株「KP.3」が出現したことにより、感染が広まっている。

「全国」5000の医療機関からの報告をもとに公表されている感染状況は今年5月から1機関あたりの平均患者数は上昇の一途をたどり、7月1日~7日の統計(厚労省)は8・07となり、前週の5・79から大幅に増加した。一方、酷暑によって熱中症や夏風邪も流行し、自力では症状の判別がつかないのが現状だ。(参照=厚労省HPなど)

Q.なぜ判別が難しいの?

A.コロナと熱中症の共通した症状として、発熱、倦怠感、頭痛を挙げられる。コロナは嗅覚や味覚の異常、のどの痛み、悪寒といった症状が出る場合があるが、発熱や倦怠感のみの場合もあり、判別が困難だ。また、各地ではコロナと熱中症を併発する事例もあがっている。

体調不良を感じたら自己判断をせずに医療機関で受診しよう。

Q.コロナ感染者数は地域別に差はあるの?

  1. 厚労省が発表した7月1日~7日の統計によると、1機関あたりの平均患者数(報告対象医療機関からの報告合計÷機関の数)は沖縄県(29・2)が最高で、鹿児島県(23・13)、宮崎県(19・74)が続いている。沖縄県では医療崩壊の懸念が出始めている。

平均値が10を上回っている地域は中四国、九州、沖縄に集中している一方で、千葉県は東日本で唯一、平均値が10・91となっている。

この他での平均値は東京都(7・14)、大阪府(6・40)、愛知県(9・73)、北海道(4・98)など。

Q.そもそも夏の体調不良の原因は?

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