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NATO首脳宣言を糾弾/朝鮮外務省代弁人が談話

2024年07月16日 13:15 対外・国際

朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省代弁人は12日、談話を発表し、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議(9~11日)で発表された首脳宣言(10日)を強く糾弾した。

談話は、米ワシントンで開催されたNATO首脳会議が採択した首脳宣言について「自主的な主権国家の合法的権利を毀損する不法文書であり、全地球的範囲での新冷戦と軍事的対立を鼓吹する対決綱領」としながら、「最も強く糾弾、排撃する」と強調した。

談話は、「こんにち、米国の軍事ブロック拡大策動は地域の平和を甚だしく脅かし、国際安全環境を極度に悪化させ、世界的な軍備競争を誘発させる悪性根源の中の根源だ」とし、「米国は、欧州大西洋安保悪化の責任を他国に転嫁する前に当然、数十年の歳月、NATOの無分別な東進と膨張政策で欧州地域の安保環境を絶えず破壊してきた張本人が誰なのかということから明らかにしなければならない」と指摘。そのうえで、「米国が追求するNATOの『グローバル化』戦略が全世界的な戦争の危険を招きかねない」と警告した。

談話は「現情勢は、国際平和と安定に対する焦眉の挑戦である米国の軍事ブロック拡張企図を粉砕するための新しい力量と対応方式を求めている」としながら、「朝鮮は、近づく重大な脅威を絶対に黙過したり、回避せず、より強力な水準の戦略的対応で侵略と戦争の脅威を徹底的に抑止し、地域と世界の平和と安全を守っていく」と強調した。

米韓首脳の「共同声明」を非難/朝鮮国防省代弁人が談話

一方、朝鮮国防省代弁人は13日、米韓首脳がNATO首脳会議に合わせた会談で発表した「共同声明」を非難する談話を発表した。

米韓首脳は11日の会談で、「朝鮮半島における核抑止及び核作戦に関する指針」を承認。これに対し談話は「米国の核戦力と韓国の在来式武力の一体化を実現して朝鮮を狙った核戦争準備を進めようとする」ものとし、強く糾弾した。

談話は「敵らの核威嚇とそれによって生じている地域の危うい安全環境は、朝鮮の核抑止態勢をさらに向上させ、抑止力の構成に重要要素を追加することを切実に求めている」としたうえで、「われわれは、われわれがなすべきことを知っており、そのために必要な活動を続けていく」と表明した。

そして、「敵対国がこれ以上の挑発的で不安定をもたらす危険な行動を中止するよう厳重に警告する」とし、「無視する場合、払うことになる代償は誰も想像しがたいだろう」と強調した。

(朝鮮新報)

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