恩情茶でほっとひと息/平壌市民のティータイム
2024年06月28日 15:33 共和国朝鮮国内で茶葉からつくられるお茶は「恩情茶」と呼ばれている。恩情茶は、味と香りが良いだけでなく、健やかな体づくりも適していることから、多くの人々から広く愛飲されている。朝鮮のお茶文化を紹介する。
健康増進に効果
朝鮮では、金日成主席の配慮の下、約40年前から茶葉や茶樹に関する研究、試験栽培が進められた。1990年代の苦難の行軍の時期にもお茶に関する研究を引き続き進めるよう措置を講じた金正日総書記は主席の人民に対する愛情を末永く伝えるべく朝鮮で茶葉からつくられるお茶を「恩情茶」と名付けた。そして2000年代には、お茶の生産と販売を専門とする農業省恩情茶栽培管理局・恩情茶栽培園(当時)が創設され、本格的な生産が始まった。
恩情茶の種類には、紅茶、緑茶、烏龍茶などがあり、平壌市内の倉田通り、栄光通り、蒼光通りなどの各所には恩情茶専門の喫茶店がある。市民たちは日ごろからここでティータイムを楽しんでいる。