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〈時事エッセー・沈黙の声 48〉外国人を脅迫する入管行政/浅野健一

2024年06月15日 06:00 寄稿

改悪入管法、永住取り消し条項削除を

米国務省から「現代の奴隷」と批判されてきた技能実習に代わる外国人材受け入れの新制度「育成就労」を創設する入管難民法と技能実習適正化法の改正案(3月15日に閣議決定)が11日の参議院法務委員会で審議された。同「改正」法案は13日の同委員会で可決され、14日本会議で可決・成立する見通しだ。

4万人近い失踪者を生み出した「技能実習」制度を発展的に解消するという政府発想が間違っている。同制度の反省がなく、永住者の不安を掻き立てる永住資格を取り消す規定が盛り込まれたのに、主要メディアは国会審議の内容をまったく報道しない。

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