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〈さくっと解説~知識の源Q&A〉「円安」について

2024年05月15日 08:00 社会

多様・複雑化する昨今の日本社会で、相互理解の前提となる知識や認識の積み重ねは、一層その必要性を増している。【企画】知識の源Q&Aでは「社会を知る~今週のnewsトピック~」(本紙毎週月曜日号)と関連して、今知っておきたい知識をQ&A形式で紹介する。

ここ数年、何をするにも昔に比べてより多くのお金を要するようになったと感じる人が多いのではないか。街中を歩いていると外国人観光客の姿を目にすることも増えただろう。例えば、ガソリン価格の高騰など、これらの事象の要因の1つとして「円安」がある。最近、ニュースなどでよく耳にする「円安」を中心に、円相場に関わる基礎を知り、身の回りのお金に関わる動きに敏感になろう。

Q.円相場とは

A. 円相場とは、外国為替市場において、外国貨幣に対する円の時価のことを指す。

貨幣の交換比率は為替レートと言い、米国の通貨であるドルと円の価値が1ドル=120円の場合、交換比率は120という表記になる。

例えば、旅行に際して現金5万円を用意したとし、レート120の時に円からドルに変換した場合に受け取れる額は、416.66ドルとなる。一方、レート150だと333.33ドルにしかならない。このような状態のことを、「円安」という。

Q.「円高」、「円安」とは。

A. 1ドル=100円を基準とし、 1ドル=90円になった場合は円の価値がドルより高くなっているため「円高」、1ドル=110円となった場合は円の価値が低くなったため「円安」と言える。尚、「円高」=「ドル安」、「円安」=「ドル高」とも言える。

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