〈インタビュー〉尾上健一・チュチェ思想国際研究所事務局長
2024年04月27日 08:00 訪朝自主、正義実現の推進力に/5年ぶり訪朝、各国有志らと再会
チュチェ思想国際討論会が4月14日に平壌で行われ、世界26カ国から32団体、80余人のチュチェ思想研究者が朝鮮を訪問した。13~18日にかけて訪朝したチュチェ思想国際研究所の尾上健一事務局長に、討論会や訪朝期間について聞いた。(まとめ・李永徳)
Q. 世界各国のチュチェ思想研究者たちが平壌に集う討論会が5年ぶりに行われた。
A. 日本からはチュチェ思想国際研究所事務局代表団(4人)、日本チュチェ思想研究代表団(4人)が討論会に参加した。
各国の研究者たちはコロナ禍の最中でも、オンライン形式を用いるなどして国際及び地域単位でセミナーを開催し、チュチェ思想の研究・普及活動に地道に取り組んできた。そんな有志たちが平壌で久しぶりに顔を合わせ、皆が再会を喜んでいた。
今回の討論会のテーマは「自主と正義、人類の未来」。討論会の登壇者たちは、反帝・自主勢力の連帯を強化し、世界の自主化を早めるうえで、朝鮮が重要な役割を果たしていると口々に語っていた。かれらはまた、チュチェ思想を国際的規模で普及していく決意も新たにしていた。
金正恩総書記は最高人民会議第14期第10回会議(1月15日)で行った施政演説で、朝鮮が自主と正義を志向するすべての国、民族と団結、協力していくことについて述べた。
今回の討論会は、朝鮮の対外活動におけるビジョンを実践に移したひとつの出来事だと言える。
Q. チュチェ思想国際研究所の理事会会議も行われた。