大阪朝高ラグビー部、府の総体で2度目の優勝
2013年05月23日 15:30 スポーツ練習の質高め選抜優勝校やぶる
大阪朝鮮高級学校ラグビー部が府の総合体育大会(4月8日~5月20日)の15人制で2010年以来3年ぶり2回目の優勝を飾り、大会3位までに与えられる冬の「全国大会」(花園)の府予選Aシードを獲得した。
予選リーグを1位通過した大阪朝高は、順位決定トーナメント(1位チームトーナメント)の準決勝(5月12日)で常翔学園に31-0で圧勝、決勝(5月19日)では今年3月の「全国選抜大会」で優勝した大阪桐蔭に17-14で勝利した。
順位決定トーナメントに出場した4チームは、いずれも「全国選抜大会」でベスト4入りした4チームだった。大阪朝高は選抜大会の準決勝で惜敗。今大会で、その雪辱を晴らすかのような活躍を見せ、「大阪ナンバーワン」になった。今大会の優勝争いにおける注目点がここにあった。
今大会の決勝戦を前にして、大阪桐蔭のチーム力の高さは選抜大会のときと同様、ハイレベルなものだった。しかし、大阪朝高はそれ以上に高い闘志と強いメンタルでたたかい勝利した。
大阪朝高の呉英吉監督は、選抜大会以降、朝の練習の質をいっそう高めるなど、選手たちが小さな努力を蓄積してきたこと、リザーブ選手たちの気迫あふれる姿勢が、チーム力向上につながったと評価した。
金廉主将(高3、5番ロック)は、「相手が攻撃を仕掛けてくる前にタックルをした。事前に立てた作戦通りの展開が出来た」と決勝戦を振り返り、冬の「全国大会」での活躍を誓った。(東)