祖平統代弁人、南の「対話提議」に対する見解表明
2013年04月17日 09:19 朝鮮半島「根本的な対決姿勢を捨てよ」
祖国平和統一委員会(祖平統)のスポークスマンは14日、南朝鮮の現執権者と統一部長官が対話の提議をしたことと関連して、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。
11日、南朝鮮の現執権者は青瓦台で行われたセヌリ党所属の議員らとの夕食会で朝鮮と対話するという立場を示した。
統一部長官の柳吉在も同日、異例的に「対北声明」なるものを発表して開城工業地区正常化問題を対話を通じて解決しようとし、「北当局が対話の場に出ることを望む」と述べた。
南朝鮮の現執権者と統一部長官が対話問題を持ち出したことに対して、南朝鮮の関係者とメディア、専門家は、あたかも今の先鋭な情勢局面を転換しようとするものであるかのように意味を付与し、大げさにけん伝している。
しかし、われわれが見たところ、それは開城工業地区を危機に追い込んだ自分らの犯罪的罪科の尾を切り、内外の世論をまどわし、対決的正体を覆い隠すための狡猾な術策以外の何ものでもない。
南朝鮮の現執権勢力が前政権の犯罪的な対北政策のバトンをそのまま受け継いで、米国と共に極悪非道な反朝鮮制裁騒動と北侵核戦争策動に狂奔してきたということは周知の事実である。
対話の提議というものを見ても何の中身もない殻に過ぎない。
南朝鮮の現執権者は1970年代初に維新政権がけん伝していた「対話のない対決」から「対話のある対決」政策をそのまままねようとするようだが、そんな考えであるなら対話だの、何のという演劇を止める方がよかろう。
南朝鮮当局に真に対話の意志があるなら、口先でうんぬんするのではなく、根本的な対決姿勢から捨てなければならない。今後、対話が成されるかどうかは全的に南朝鮮当局の態度いかんにかかっている。
(朝鮮新報)