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経済建設と核武力建設の並進路線提示/朝鮮労働党中央委員会全員会議

2013年04月01日 14:19 朝鮮半島

金正恩第1書記が会議を指導

朝鮮中央通信によると、党中央委員会庁舎で3月31日、朝鮮労働党中央委員会2013年3月全員会議が行われた。

金正恩第1書記が、全員会議を指導した。

全員会議では次のような議題が上程された。

1.現情勢と革命発展の要求に沿って、チュチェ革命偉業遂行における決定的転換をもたらすための党の課題について

2.最高人民会議第12期第7回会議に提出する幹部問題について

3.組織問題について

金正恩第1書記は1の議題について報告を行った。報告は、世界最大の核保有国である米国の核脅威にさらされている中で、朝鮮が核武力を質量的に強化せざるを得ないと指摘。「宇宙を征服した精神、高いレベルの核実験に成功した気迫」で祖国守護戦と経済強国建設を同時に推し進めなければならないとした。

全員会議では、現情勢と朝鮮の革命発展における要求に沿って、経済建設と核武力建設を並進させるという新たな戦略的路線が提示された。

全員会議では、党の新たな並進路線が、急変する情勢に対処するための一時的な対応策ではなく、恒久的に推し進めていかなければならない戦略的路線であることが強調されるとともに、次のような指摘があった。

先軍朝鮮の核兵器は決して米国のドルと交換するための商品ではなく、朝鮮の武装解除を狙う対話と交渉のテーブルにのせて論議する政治・経済的取引物ではない。

新たな並進路線の優越性は、国防費を追加的に増やさずとも戦争抑止力と防衛力の効果を決定的に高める経済建設と人民生活向上に力を集中させられるようにするところにある。

戦略ロケット軍の作戦会議

朝鮮中央通信によると3月29日0時30分、米国がステルス戦略爆撃機「B2A」をはじめとする戦略打撃手段を南朝鮮地域上空に進入させ地上目標打撃訓練を公然と繰り広げたことなどと関連して、金正恩第1書記が最高司令部で朝鮮人民軍戦略ロケット軍の火力打撃任務遂行に関する作戦会議を緊急招集した。

金正恩第1書記は、米国が無謀な挑発を行うのであれば、その牙城である米国本土とハワイ、グアム島をはじめとする太平洋作戦戦区内の米国侵略軍基地、南朝鮮駐屯米軍基地を打撃しなければならないとし、戦略ロケット軍の火力打撃計画を検討、批准した。

また、朝鮮の戦略ロケットが任意の時刻に米軍基地を打撃できるよう、射撃待機状態に入ることを指示し、戦略ロケットの技術準備工程計画書にサインした。

一方、3月30日、朝鮮の政府、政党、団体特別声明が発表された。

声明は、北南関係が戦時状況に入ったとし、北南間で提起されるすべての問題は戦時に準じて処理されるとせん明した。

また、米国と南朝鮮が軍事的挑発を起こすのであれば、それは局地戦に限定されず、全面戦争、核戦争になると警告した。

(朝鮮新報)

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