米ホロコースト記念館に常設展示/日本軍「慰安婦」問題
2013年03月26日 13:45 朝鮮半島米国に日本軍「慰安婦」の惨状や日本軍による蛮行を伝える常設の展示施設が設立される。
ニューヨーク州の在米同胞団体「韓米公共政策委員会」(KAPAC)は20日(現地時間、以下同じ)、ロングアイランド州ナッソー郡当局が所有するホロコースト記念館に「慰安婦特別展示館」を整備することで合意し、慰安婦の惨状を収めた写真や資料などを公開することにしたと発表した。米国に「慰安婦」をテーマにした常設展示館ができるのは、これが初めて。
ホロコースト記念館に「慰安婦特別展示館」が整備されれば、日本軍「慰安婦」の強制動員が、第2次世界大戦当時にナチス政権がユダヤ人を虐殺したホロコーストに匹敵する犯罪だと伝える効果があるとみられる。KAPAC関係者は「米国で強い影響力を持つユダヤ系社会から支援を受けられるものと期待している」と語った。
一方、ニュージャージー州議会下院は21日、日本政府に日本軍「慰安婦」に関する歴史教育を求める内容の決議案を採択した。
日本政府はこれまで、「証拠がない」という理由で「慰安婦」の強制動員を否定してきたが、今回の決議案には、「日本政府が戦後、『慰安婦』関連の記録の破棄を指示した」という内容が明記された。
(朝鮮新報)