〈時事エッセー・沈黙の声 46〉日本のスポーツ記者が見た日朝戦/浅野健一
2024年04月21日 06:00 寄稿サッカー朝鮮代表の訪日、交流の機に
2月28日に行われたサッカー女子のパリ五輪アジア最終予選・日本対朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)の第2戦と、3月21日の男子・北中米ワールドカップ(W杯)・アジア2次予選第1戦を、国立競技場で取材した。両試合共に、朝鮮代表がフェアプレーに徹し、結果は惜敗だったが善戦だった。それぞれ3千人を超える朝鮮応援団の声援も見事だった。
ピッチ内外で善戦見せ
私は女子の試合は朝鮮代表応援席のチケットを購入し、自由席の応援席で観戦した。入場した朝鮮代表のエスコートキッズは朝鮮学校の女児たちだった。一生の思い出になるだろうと目頭が熱くなった。