朝鮮が8階級制覇、7つの世界新/タイで重量挙げW杯
2024年04月12日 07:30 スポーツ3月31日〜4月11日にかけてタイ・プーケットで開催されたIWF(国際ウエイトリフティング連盟)ウエイトリフティング・ワールドカップで、朝鮮チームが金メダル8個、銀メダル3個、銅メダル2個、計13個のメダルを獲得し、国別メダル獲得ランキングでトップの座を掴んだ。国別メダル獲得ランキングで1位に輝くのは、第19回アジア競技大会(昨年9〜10月、中国・杭州)、IWFグランプリ大会(昨年12月、カタール・ドーハ)、アジア選手権大会(今年2月、ウズベキスタン・タシュケント)を含め4大会連続となる。朝鮮はまた、今大会で7つの世界新記録を樹立し、ウエイトリフティング競技における世界トップクラスの強さを改めて示した。
底なしの強さと潜在力
2024年パリオリンピックを控えて行われるウエイトリフティング競技最後のメジャー大会、IWFウエイトリフティング・ワールドカップには、世界各国の強豪選手など450余人の選手たちがエントリーした。朝鮮からは今大会、男子4人、女子9人、計13人の選手が12階級に出場した。
今大会を控え、IWF関係者の間では「中国が女子種目を独占するだろう」との声が上がっていた。杭州アジア大会で久々に国際大会に復帰した朝鮮が目覚ましい活躍を見せる中、強豪国の中国が雪辱に燃えていたからだ。しかし今大会、朝鮮チームは周囲の予想を上回るハイパフォーマンスを見せ、男女合わせて8階級を制覇した。