〈2026W杯アジア2次予選〉華麗さの追求、秘めた潜在力/朝鮮サッカーの現在地
2024年03月26日 09:40 スポーツ2026年W杯アジア2次予選で日本と対戦した朝鮮代表は接戦の末に0-1で敗れたものの、後半に攻勢を見せ今後への可能性を示した。コロナ禍の影響で約4年間にわたり国際大会に出場できずにいた中、朝鮮はどのようなサッカーを目指してきたのか。選手、監督らの言葉から朝鮮サッカーの現在地を探る。
若返りで士気高まる
今回の朝鮮代表には二つの特徴が見られた。一つはチームの平均年齢が24.6歳とフレッシュな陣容になっていたことだ。
代表の選手や監督によると、コロナ禍により国際大会への参加機会が限られた期間、国内ではリーグ戦やカップ戦の熱気がかつてなく高まり、多くの若手選手たちが頭角を表したという。一方、代表チームでは世代交代が早いスピードで進み、19年以降にベテラン選手たちがほとんど引退。こうして、オリンピック世代であるU23チームのメンバーを中心として代表チームが構成された。