公式アカウント

〈在日発、地球行・第3弾 14〉アフリカにチュチェ思想?/タンザニア

2024年03月16日 08:30 在日発、地球行

過去の連載記事はこちらから▶︎ 在日発、地球行・▶︎〈第1弾〉▶︎〈第2弾〉▶︎〈第3弾〉

正式名称:タンザニア連合共和国。首都:ドドマ。人口:約6941万人。国土面積:約94.5万平方キロメートル(朝鮮民主主義人民共和国の約8倍)。言語:スワヒリ語(国語)、英語(公用語)。民族:スクマ族、ニャキューサ族、ハヤ族、チャガ族、ザラモ族など約130民族。渡航方法:朝鮮籍の筆者はe-Visa(電子査証)をオンライン申請し1週間で取得(50$)。202210月にジンバブエから飛行機で渡航。

研究者をたずねて1km

タンザニア最大の都市ダルエスサラームから長距離バスに乗ることおよそ16時間、走行距離にして1km以上離れた同国北西部の街ムワンザに到着した。

長距離バスは路線によってエアコンを完備。ダルエスサラーム−ムワンザ間は片道約2500円

前日の夜にバスに乗り込んだものの、ムワンザのバスターミナルに降り立った頃には午後3時を回っていた。日が暮れる前に目的地にたどり着かねばと、早速バス停近くに群がるバイクタクシーのドライバーたちと運賃を交渉。手早く折り合いをつけ、バイクの後部座席にまたがった。目指すは、チュチェ思想を研究しながらタンザニアの大学で農村協力を教えている教授のもとだ。

そもそも、なぜアフリカにチュチェ思想研究者が?と疑問を抱く人がいるかもしれない。しかし何を隠そう、多くの国々が独立を果たした1960年代から80年代のアフリカでは、自主の道を追い求める人民たちの中でチュチェ思想に学ぼうとする活動が活発に行われていたのである。

Facebook にシェア
LINEで送る

連載「在日発、地球行」過去記事