東京第9初級アボジ会OB会、今春に正式結成
2024年03月07日 10:35 暮らし・活動アボジ会と学校を全力で応援
昨年末、東京第9初級アボジ会のOB会を結成させることが決まった。
同校では近年、児童数の減少に伴い、保護者たちの人数も減っている。23年度も9人の卒業生中6人がきょうだいの末っ子となり、世帯数が減ることに多くの同胞たちが危機感を抱いていた。
これまで同校アボジ会では、運動会や学芸会に際した広告集めのサポート、アボジ給食、卒業生を対象とした海釣りなど各種課外活動に取り組んできた。アボジ会が担ってきた役割は質と量ともに大きい。だからこそ、人数の減少により負担ばかり大きくなるのではと、今後を憂慮する声もあった。
そうした中で、新旧アボジ会会長が集まり対策について話し合ったのが23年度初めのことだ。
「アボジ会が児童たちやハッキョのために行ってきた活動を変わらず行えるように、現役アボジ会をサポートしよう」「活動するうえで何か困ったことがあれば、迷わずOB会に要請する仕組みをつくってはどうか」
新旧会長らによる話し合いの末、アボジ会OB会を結成し、「第9ハッキョ愛」に溢れるアボジたちで「子どもたちが卒業した後もアボジたち同士で集まれる場、そして学校運営を継続的にサポートできるようなサイクルをつくろう」と合意をみた。
昨年末の準備委員会結成会には、現6年生の保護者から大学1年の保護者まで12人が参加。新年度に役員を選出して正式結成する運びだ。また、これからアボジ会役員の中にOB会担当者を設け、両団体のさらなる連携を図っていく。
現在、中高級部に通う同校卒業生3人の保護者である李龍成さん(47)は「第9ハッキョがアボジたち自身の心の拠り所になっているからこそ、今まで通り活動できない状況を黙って見てはいられない」と、OB会活動に向けた意気込みを寄せた。
今後も変わらずハッキョを支えていく力として、また、アボジたち自身が楽しい居場所とハッキョとの繋がりを持ち続けられるように―。OB会活動にたくさんの卒業生保護者たちを集め、東京第9初級を全力で応援していきたい。
【第9アボジ会OB会準備委員会】