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「長野県東信地域朝・日友好親善新年会」4年ぶり開催

2024年02月26日 17:42 暮らし・活動

歴史ある朝・日友好の場、これからも

「長野県東信地域朝・日友好親善新年会」が上田市内のホテルで開催された

「長野県東信地域朝・日友好親善新年会」が2月18日、上田市内のホテルで開催された。

新型コロナウイルス感染拡大により中断していた同新年会は4年ぶりの開催となった。

会場には、総聯長野県本部の李明宏委員長、東信支部の金国経委員長(実行委員長)、地域の同胞、「日朝上小地区の会」の中山良一会長をはじめとする会員、上田市議会議員、一般市民など71人が参加した。

新年会では、「関東大震災での朝鮮人、中国人等の虐殺問題を考える」と題して、杉尾秀哉参議院議員が特別講演を行った。講師は、昨年、自身が国会質問を行った映像を流しながら、今後も、日本政府が認めるまで関東大震災時の朝鮮人虐殺問題について追求し続けると述べた。

主催者を代表し、金国経委員長があいさつに立った。金委員長は、2020年春からの新型コロナウイルス感染拡大により中断していた金剛山歌劇団東信地区公演を、昨年3月27日に、長野初中チャリティバザー「アンニョンフェスタ」を10月22日に、それぞれ再開できたことに言及。参加者をはじめとする地域の同胞、日本の市民らの支援、協力に謝意を述べた。そのうえで、今年5月19日に開催予定の「アンニョンフェスタ」と、10月14日に開催予定の金剛山歌劇団東信地区公演に、引き続き惜しみない協力をお願いすると呼びかけた。

新年会では、参加者たちがそれぞれに歌を披露した

来賓を代表して、「日朝上小地区の会」の中山良一会長が祝辞を述べた。中山会長は、さまざまな日朝連帯運動の中でも とりわけ朝鮮高校無償化並びに朝鮮幼稚園無償化実現のための運動と、長野朝鮮初中級学校への支援運動に注力していくと決意を表明。また「アンニョンフェスタ2023」の開催時、自身が販売した蕎麦の収益金を、上田市から長野初中に通う児童・生徒の通学バス運営支援金として3家族の保護者に伝達した。同支援金は、数十年に渡り続いている。

総聯東信支部の朴盛遠副委員長による祝杯の音頭で新年会が始まった。新年会は、同胞企業、日本の企業、団体が協賛した抽選会など、多様な企画で盛り上がった。また5月14日に予定されている長野県青商会主催のチャリティーゴルフコンペ「メアリカップ」の告知を、県青商会の金裕繁会長が行い、今年、学校創立55周年を迎える長野初中と関連し、学校創立55周年実行委員会の河哲理事務局長より、9月15日に予定されている祝賀行事に多くの人々が参加するよう呼び掛けがあった。

つづいて、上田市から長野初中に通う児童・生徒たちが同校の校歌を、東信地区の同胞たちが歌「長野同胞の誇り」を、「日朝上小地区の会」の会員たちが歌「がんばろう」を披露した。

最後に、来賓を代表して「日朝上小地区の会」深井計美相談役が「マンセ」を叫び、その返礼として東信地域商工会の丁龍大会長が「万歳」と叫んで、新年会を締めくくった。

他県から移り住み、今年初めて参加したという同胞は、支部単位で「このように朝・日新年会が開催されることはすごいことだ」と感想を述べ、日本の来賓からも「今日を機に日朝連帯運動にさらに力を注がなければならないと感じた」との感想があった。

【実行委員会】

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