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映画上映会カンパ金を千葉初中へ/朝青千葉

2024年02月20日 11:19 暮らし・活動

映画上映後のゲストトーク

千葉の朝・日青年たちが、映画上映会カンパ金を千葉初中へ寄付した。

昨年11月26日に、朝鮮学校をテーマにした映画の上映会が、千葉大学にて開催された。朝青千葉と千葉大学の学生をはじめとする日本の青年有志らによる実行委員会が企画、準備した上映会は、同大学の授業の一環として、また日本言語政策究会2023年度特定課題研究会の課題として行われた。

当日は約60人の関係者や学生、市民たちが参加した。

第1部では、映画上映に先立ち、実行委員たちによる報告が行われ、植民地支配から「解放」までの在日朝鮮人の歴史と、朝鮮学校への差別とそれに対する抵抗の歴史について発言があった。

第2部では、韓梨恵さん(千葉地域青商会・大学講師)の司会の下、梁昌樹さん(千葉初中教員・朝青千葉)と石塚由樹さん(千葉ハッキョの会)によるゲストトークが行われた。

トークでは、朝鮮学校が置かれている現状や日本社会に内在する問題点、今後日本社会に求められることに関して、それぞれの意見が交わされた。石塚由樹さんは「日本では加害の歴史が学べないことに問題がある」とし、「加害の歴史をより早い段階から学ぶことが大切である」と指摘した。

上映会で集まったカンパ金が千葉初中へ寄付された

参加者たちからは「この地で胸を張っていきいきと生きていく、そのための『ウリハッキョ』なのだとわかった。また朝鮮学校に通わせることが覚悟と負担の伴うことであり、何よりも政治的に作られている『差別』に私たちが向き合わなければならない」「日本社会は差別や無関心であふれ、人間の尊厳や日本人としての加害の歴史を反省しておらず、教えてもいない。今回参加して、自らもっと学習しなければという思いを強めた」「現在と未来に向けて、日本と朝鮮が隣同士の国として仲良くしていくことを願う。若い方がこのような活動に関わっていることを知り、大変ありがたく思った」などの感想があった。

実行委員たちは1月27日、上映会で集まったカンパ金を、千葉初中関係者に贈呈した。

【朝青千葉県本部】

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