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岸田首相の訪朝に言及/金与正副部長が談話

2024年02月19日 11:55 対外・国際

朝鮮中央通信によると、金与正副部長が15日に談話を発表し、岸田首相の訪朝について言及した。

金与正副部長は談話で、岸田首相が9日の国会衆院予算委員会で述べた、日朝間の現状を大胆に変えなければならない必要性を強く感じる、自分自身が主体的に動いて朝鮮民主主義人民共和国国務委員長との関係を構築するのが非常に重要であり、現在さまざまなルートで引き続き努力しているという発言について言及。これと関連して「日本のメディアが朝・日関係問題について従来とは異なる立場を示したことになると評価したことについても留意する」とし、「岸田首相の今回の発言が、過去の束縛から大胆に脱して朝・日関係を前進させようとする真意から発したものであるなら、肯定的なものに評価されない理由はないと思う」と述べた。

金与正副部長は「日本が時代錯誤の敵対意識と実現不可能な執念を勇気をもって捨て、相互を認めた基礎の上で丁重な振る舞いと信義ある行動で関係改善の新しい活路を切り開く政治的決断を下すなら、両国がいくらでも新しい未来を共に開くことができるというのが私の見解である」としながら、「日本が、われわれの正当防衛権について不当に言いがかりをつける悪習を捨て、解決済みの拉致問題を両国関係展望の障害物として置かない限り、両国が親しくなれない理由がなく、首相が平壌を訪問する日もあり得るであろう」と述べた。

一方で、「現在までわが国家指導部は朝・日関係改善のためのいかなる構想も持っておらず、接触にも何の関心もないと知っている」と言及。そのうえで「今後、岸田首相の内心を見守らなければならないであろう」とし、「これはあくまでも私個人の見解であって、私は公式に朝・日関係を評価する立場ではない」と付け加えた。

(朝鮮新報)

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