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〈在日発、地球行・第3弾 12〉胸の奥にしまう反英感情/ジンバブエ

2024年02月19日 14:18 在日発、地球行

過去の連載記事はこちらから▶︎ 在日発、地球行・▶︎〈第1弾〉▶︎〈第2弾〉▶︎〈第3弾〉

正式名称:ジンバブエ共和国。首都:ハラレ。人口:約1680万人。国土面積:38.6万平方キロメートル(朝鮮半島の約1.75倍)。言語:英語、ショナ語、ンデベレ語など。民族:ショナ族、ンデベレ族など。渡航方法:朝鮮国籍の筆者は電子ビザを3日で取得(30$)。隣国モザンビークから鉄道に乗り陸路で入国。

女王の名冠された街の一角で

ザンビアとの国境に位置する街ヴィクトリア・フォールズで開催された国際イベントでは、幅広い分野の産業に従事する人々から話を聞いた。そこで伺い知れたのは、2000年代初期から旧宗主国の英国、米国、EU諸国が実施してきた対ジンバブエ制裁は、ジンバブエと非欧米諸国の関係強化を促しているということ。欧米路線への転換を強いる経済制裁はむしろ逆効果をもたらしていた。

しかしながら、ジンバブエ国内には欧米と密接にリンクする地域経済も存在する。ヴィクトリア・フォールズこそ、その代表例と言えるかもしれない。

多くの欧米人観光客がヴィクトリア・フォールズを訪れていた

イベントでの催し物を一通り見て回った後、徒歩で15分ほどかけて街の中心地へと向かった。すると、ジンバブエやアフリカ人の姿しか見かけなかったイベント会場とは異なり、街中のいたるところに欧米人のバックパッカーやツアー客がいた。それもそのはず、南米のイグアスの滝、北米のナイアガラの滝と並ぶ世界三大瀑布のひとつが存在するこの地は、ジンバブエ有数の観光地だからだ。

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