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群馬の朝鮮人追悼碑撤去に批判集まる/”尊厳踏みにじる行為”

2024年02月07日 16:00 歴史

市民団体、有識者、メディアも

2日、群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」に建立された朝鮮人追悼碑について、県は行政代執行による撤去が終了したと発表した。

県による追悼碑の撤去をめぐり、2月6日付の朝鮮人強制連行被害者遺族協会による声明をはじめ、日本各地や海外の市民団体、有識者、メディアから批判の声が相次いで起こっている。

撤去された「群馬の森」朝鮮人追悼碑(撤去前撮影)

これまで朝鮮人の精神病患者や無年金障害者などに関する映像作品を手がけてきた東京都のアーティスト飯山由貴さんと滝あさこさんは1月26日、朝鮮人追悼碑存続をのぞむアーティスト有志として約4千人の賛同人の名前とともに撤去中止を求めた要望書を県に提出した。要望書では「撤去ありきの県の姿勢は、ヘイトスピーチ指定団体の活動を活発化させることに他なりません」とし、行政代執行の中止や、知事が市民との話し合いの機会を設けること、市民の「表現の自由」を侵害しないことなどを要望した。

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