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朝鮮人強制連行被害者、遺族協会が声明/群馬朝鮮人追悼碑撤去問題

2024年02月07日 12:52 歴史

心からの謝罪、復元を

朝鮮中央通信によると、6日、朝鮮人強制連行被害者、遺族協会は群馬県当局の朝鮮人追悼碑撤去を非難する声明を出した。

声明は、追悼碑の強制撤去は20世紀に日本が行った反人倫的犯罪の真相とそれに対する自国民の罪意識を消し去り、過去清算義務を回避し、ひいては朝鮮にかこつけて軍事大国化の野望を実現しようとする再侵略策動の一環であると指摘。日本の右翼反動勢力は群馬県だけでなく、東京の横網町公園にある関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑をはじめ、他の地方の追悼碑までもすべて撤去させようと狂奔していると非難した。

声明は、碑をひとつなくしても日本の犯罪の行跡は覆われず、戦犯国の地位は変わらないとし、追悼碑の強制撤去は日帝の強制連行犯罪の無念の犠牲者を再び虐殺する大罪であり、その罪は何によってもすすげないと強調した。

そのうえで、群馬県当局は今からでも理性と分別を取り戻し、強制連行被害者と遺族、すべての関係者に心から謝罪すべきであり、追悼碑の原状回復に自ら乗り出すべきだと述べ、われわれは群馬県当局はもちろん、日本が世紀をまたいでわが国と人民に働いたあらゆる罪悪に対して最後まで決算するであろうと警告を送った。

6日発朝鮮中央通信は論評で、今回の事件と関連して重大視せざるを得ないのは、事件を主導、指揮した群馬県知事が対朝鮮敵対感が骨髄にまで徹している悪質な極右政治家で、東京にある関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑をはじめ日本列島の各地に設置されている追悼碑を撤去させるために策動している背後勢力と結託していることであると強調。群馬県当局は、今回の事態が招くことになる結果について熟考すべきであり、直ちに追悼碑を復元しなければならないと強く要求した。

(朝鮮新報)

 

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