“相互扶助の精神、同胞愛に感激”/総聯中央の慰問金を伝達、石川県・能登半島地震
2024年02月01日 11:01 在日同胞石川県・能登半島地震で被害を受けた同胞たちに対する総聯の第2次支援活動(1月19日~)が行われている中、被災同胞に対する総聯中央常任委員会の慰問金が伝達された。
今回の慰問金伝達は、総聯中央が被災地に派遣した支援隊による第1次支援活動(1月7日~11日)と第2次支援活動を通じて、同胞たちの被災状況と生活上のニーズを把握したことに基づいて行われた。この間、支援隊は総聯石川県本部の活動家たちと共に被害が大きかった能登半島地域を含む石川県内の同胞たちに対する安否確認や慰問、復旧支援活動を行った。その過程で家屋や店舗が損壊した同胞世帯、能登半島の七尾市や輪島市をはじめとした地域で断水の長期化などの影響により生活上の困難を抱えている同胞世帯、計14戸(石川12戸、富山1戸、新潟1戸)を確認し、それらの世帯へ慰問金を伝達することにした。
総聯中央の許宗萬議長の委任により南昇祐副議長は、25日に被災地に入り金沢市と白山市、26日に金沢市と七尾市、27日に加賀市と富山県富山市に住む同胞たちを訪ね、慰問金を伝達した。
自身が営む精肉販売店兼工場が大きな被害を受け、営業に支障が出ている陳富満さん(71、金沢市在住)は「総聯中央が手を差し伸べてくれ、遠いところまで直接足を運んでくれたことに、ただただ感謝している。感動と喜びで心がいっぱいだ。同胞たちの支えを力に変え、禍を転じて福と為すの気持ちでこれからの生活に励みたい」と語った。
金沢市在住の崔幸子さん(79)は「活動家たちが訪ねてくれただけでも嬉しいのに、慰問金と慰問品まで届けてくれるなんて…。感激して思わず涙が出た。同胞社会の温かさと絆の強さを実感し、小さな希望を持てるようになった」と目頭を熱くした。