国連安保理の非公開会合を糾弾/朝鮮外務省代弁人が談話
2024年01月22日 15:49 対外・国際朝鮮中央通信によると、朝鮮外務省の代弁人は20日、国連安全保障理事会が朝鮮の極超音速ミサイルの試射(14日)を議題にかけて開いた非公開会合(18日)を非難する談話を発表した。
談話は、同ミサイル試射は、国防科学部門の定期的な開発研究活動の一環で、周辺国家の安全にいかなる影響も及ぼさず、現在の地域情勢とは何の関係もないと表明。また、米国が朝鮮の日常的かつ合法的な活動領域まで問題視し、国連安保理に議案をかけただけでなく、追随勢力と合同軍事演習を強行(15~17日)したことに言及した。
談話は、国連安保理が米国とその追随国家の軍事行為を制止するどころか、これに懸念を示すこともなく、朝鮮の主権的権利を問題視し、議案にかけたことに遺憾を表し、強く糾弾した。
談話は、現時点で国連安保理が優先して取り扱うべき問題は、米国とその追随勢力の武装攻撃行為によって人道的な惨事が発生している中東地域情勢だとしながら、「国連安保理が真に国際平和と安定に対する責任を感じているなら、米国と大韓民国の意図的かつ計画的な軍事的挑発行為から問題視し、責任を問うべきだ」と主張した。
そのうえで、「朝鮮は国連安保理で朝鮮の正当防衛力強化が罵倒される不正常な行為が慣習化されていることを絶対に黙過しない」とし、「いっそう強力ではっきりした行動の選択で主権的権利と合法的利益を守り抜く」と強調した。
(朝鮮新報)