〈事実がそこに~各地に佇む朝鮮人犠牲者追悼碑~〉東京都慰霊堂
2024年01月12日 09:00 歴史【所在地】東京都墨田区横網町2丁目 横網町公園
【建立日】1951年(現在の姿になった時期)
【建立者】東京都
東京都は1948年、東京大空襲後に発見された身元不明の遺骨をこの慰霊堂に納めた。「東京大空襲・戦災誌」(1973)には引き取り手のない犠牲者の名簿に朝鮮人と思われる創氏改名の約50名の名が出ており、翌74年3月時点で都・公園緑地課による名簿が作成されている。遺骨は都が管理する同慰霊堂に収められていたが、06年6月、都は日本政府から「朝鮮半島出身の旧民間徴用者の遺骨について」(総務省)を求められた際に、一切の情報を提供しなかった。
東京朝鮮人強制連行真相調査団は、独自に遺骨の身元調査を進めている。
(朝鮮新報)