2万7千余人が当選、投票率99．63％／道・市・郡人民会議代議員選挙

選挙場を訪れた選挙者ら（朝鮮中央通信＝朝鮮通信）

11月26日、道(直轄市)・市(区域)・郡人民会議代議員選挙が行われた。朝鮮中央通信が配信した選挙結果に関する中央選挙指導委員会の報道によると、選挙者の99．63％が投票し、2万7858人の労働者、農民、知識人と活動家が代議員に当選した。今回の選挙は、新たに定められた選挙法の下で初めて実施された。

金正恩総書記が参加

中央選挙指導委員会の報道によると、今回の選挙には全国的に選挙人名簿に登録されたすべての選挙者の99．63％が投票。外国に滞在中、または遠海での作業により投票できなかった選挙者が0．37％、棄権した選挙者が0．000078％であった。また、投票した選挙者のうち、道(直轄市)人民会議代議員候補に対して賛成した選挙者は99.91％、反対した選挙者は0.09％、市(区域)・郡人民会議代議員候補に対して賛成した選挙者は99.87％、反対した選挙者は0.13％であった。

金正恩総書記は26日に咸鏡南道第55号選挙区第26号分区選挙場で選挙に参加し、咸鏡南道人民会議代議員候補である龍城機械連合企業所先軍鋳鉄工場のキム・チュンヒョク支配人と咸興市人民会議代議員候補である龍城機械連合企業所第３機械職場のリ・チョルハク職場長、咸興市海岸区域人民会議代議員候補である海岸区域統計部のリム・チョル副部長に投票した。

26日、金正恩総書記は咸鏡南道第55号選挙区第26号分区選挙場で選挙に参加し、各代議員候補たちを激励した（朝鮮中央通信＝朝鮮通信）

各代議員候補に会った総書記は、同連合企業所の労働者と咸興市民の信頼をつねに自覚し、高い愛国的熱意と創造的努力で富強な祖国の建設に積極的に寄与し、人民の権益と要求を擁護、実現するために奮闘する真の人民の代表、真の人民の忠僕になることを願うと述べ激励した。

この日は、党と政府の幹部たちも選挙に参加。また、駐朝ロシア臨時代理大使と大使館員、朝鮮滞在中の在中同胞らが平壌と地方の複数の選挙場を参観した。

労働新聞27日付は、高い政治的熱意と積極性を持って参加した選挙者たち、人民の信頼と期待に実績で応えようとする代議員候補たちの声を紹介しながら、選挙について「われわれの革命主権を不敗の城塞として築き上げ、わが国家の富強発展を成し遂げていく全人民の高い熱意を力強く誇示した意義深い機会となった」と報じた。

今回の選挙を控え、朝鮮では全国の道(直轄市)・市(区域)・郡に選挙委員会を組織。11月12日に区・分区選挙委員会で選挙者名簿が一斉に公示された。

また、平壌市と各道・市・郡機関所在地などの主要な場所と当該地域の選挙区で選挙宣伝活動が展開された。各地の選挙区では代議員候補の資格審議のための選挙者会議が行われ、代議員候補を登録。その後、登録された代議員候補と選挙者との対面の集いなどが行われた。