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朝大で指導者養成講習/体育学部のカリキュラムの一環で

2023年11月27日 16:21 スポーツ

講習に16人の学生、卒業生が参加した

朝鮮大学校で日本サッカー協会(JFA)公認C級コーチライセンス講習が、10月31日から11月8日にかけて行われた。

公益財団法人東京都サッカー協会が主催する同講習は、朝大体育学部のカリキュラムにある「現代サッカー概論」の授業の一環として行われた。同学部のカリキュラムにおいて初めて行われた講習には、卒業生2人を含め学生16人が参加し、ライセンスの取得を目指した。

講習では、サッカー競技の理解と普及発展を図り、指導者の育成と研修を目的とした座学やグラウンドでのコーチングの指導実践などが6日間にわたって行われた。16人の受講生たちは基礎的なゲーム分析、トレーニングプランの作成、トレーニングセッションを行ったほか、筆記試験、実技、指導実践、レポート課題といった講習の課程を修了し、C級ライセンスを取得した。

講習期間、座学や実技などが行われた

講習で講師を務めた東京都サッカー協会の中田康人技術委員長は、閉講式で「世界中で行われているサッカーは日々発展しており、技術、戦術においても変化を続けている。サッカーの普及、発展には指導者の育成やスキルアップ、学び続けることが何よりも大事だ」と述べた。また、受講生全員の講習に取り組む姿勢が良く、実技はもちろんコーチングスキルが高い学生も多かったと感想を話した。

受講生の金基佑さん(体育学部2年)は「将来はサッカーコーチになりたいと思い、朝大体育学部に入学した」と話す。金さんは「講師の言葉を一つも逃さないつもりで講習に参加した。6日間の講習を通してサッカーに対する考え方やコーチング、戦術、戦略への理解が深まったし、何よりも楽しかった。今後も学び続けて、B級へとライセンスを更新させたい」と意気込んだ。

講習期間、座学や実技などが行われた

朝大体育学部は、2021年度から公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)「公認指導者養成講習会・試験免除適応コース」の承認校として認定された。これにより、学生たちにとって学部のカリキュラム内で様々な日本国内のスポーツ資格を取得する道が開けた。今後も体育学部は日本の体育大学、スポーツ団体と協力し、サッカーに限らず各種目のコーチライセンス、メディカル、マネージメントをはじめとする様々な資格取得コースを設ける予定だ。

【朝鮮大学校体育学部】

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