相互扶助でつながるトンネを/鳥取同胞フェスティバル
2023年11月15日 13:27 在日同胞 暮らし・活動 総聯10年ぶりに100人以上が集結
鳥取同胞フェスティバル(主催=実行委)が10月29日、日吉津キャンプ場(鳥取県西伯郡)で行われた。総聯鳥取県本部の朴栄致委員長をはじめとする県内外の同胞らと日本の有志ら119人が参加した。同地域で100人以上の同胞たちが一堂に集まったのは2013年の「鳥取同胞敬老会」以来、10年ぶりだった。
75歳以上を無料招待
実行委員をはじめとする各機関、団体の代表たちは、一般参加者たちより一足先に現地入りし、火起こしや食材の調理、設営などに汗をかく。受付の時間が迫るにつれて、ぞろぞろとキャンプ場を訪れる同胞たち。「コロナ禍で会うことができなかったから久しぶりに顔を見れて嬉しいよ」「こういう場が設けられたから会うことができた」「懐かしい顔だ」-。キャンプ場に到着した同胞たちは顔を合わせるや否や手を取り合って、再会を喜んだ。
実行委員会の申昌浩委員長(52、総聯本部常任委員)は「同胞たちの元気な姿を見れて嬉しい」と目を細める。コロナの規制緩和とともに、鳥取で久しぶりに開かれた大衆行事に同胞たちも胸が躍り自然と笑みがこぼれた。
鳥取での伝統的な行事といえば、総聯本部のサポートのもと青商会と朝青が中心になって毎年欠かさず催してきた「同胞敬老会」だ。近年はコロナ禍の影響もあり、開催が遠のいていたが、この日のフェスティバルでは同地域の伝統を汲み、75歳以上の同胞たちを無料招待した。
総聯鳥取県本部では、今年の4月に行われた本部大会で委員長をはじめ50代の同胞らを中心とした常任委員会を構成し、新たなスタートを切った。6月には「アゲイン鳥取! あつまろう山陰!」をテーマに、県内の同胞たちが一堂に会し交流を深める同フェスティバルを企画。総聯、女性同盟、青商会の代表らを中心に、主に40~50代の同胞らで実行委員会を結成した。実行委員たちはこの間、